和製オドラデクの生活環

きみの物語は終わった/ところできみはきょう/おやつに何を食べましたか――富岡多恵子「静物」

2015-03-09から1日間の記事一覧

ニュースではなく、死を語るための虚構――粕谷栄市「死と愛」

「死んでしまった一人の少女に就いて、書いて置きたい」。 これは粕谷栄市の処女詩集『世界の構造』(1970)に収められた「死と愛」という作品の冒頭です。彼は禁欲的とさえ言えるほどの一貫性を持って、当時すでに確立されていた自身のスタイル、つまり「散…